CB125T(150T)の大改造をおこないました。
・エアクリーナーボックス撤去
・バッテリー移設
CB125Tはキャブやサスペンションをセッティングするたびに、バッテリーを取り外して、エアクリーナーBOXを取り外さなければなりません。とにかく手間です。
何回も取り外しているため、ボルトでとめる部分がガタガタになっています。 開発中のリヤサスを取り外したり調整するため、面倒くささがピーク状態。
なぜか、濃すぎるキャブの低速域を薄くする狙いもあって、パワフィルターを付けることになりました。
問題はCB125Tのエアクリーナーボックスはバッテリー置き場所も兼ねていること。
つまりバッテリーの移設先が必要です。
パワーフィルターは定番ともいえるK&N製。頂きものです。
見た目はノーマルフィルターの目とあまり変わらない気がします。
少々、力技ですが一応、フッティングは問題なさそうです。ノーマルのJN(ジェットニードル)を使ってMJ(メインジェット)のみ変更。次はバッテリー移設パーツの製作開始です!
朝からガレージ湘南の代表、日向社長に仮設のバッテリー移設キットを製作していただきました。
溶接って写真で見ると花火みたいで綺麗ですね。
見た目だけじゃない!カスタムの話
カスタムというと、見た目が重視されがちです。
たとえば溶接ですね。
これは実際にあった話ですが、ある人が「俺も溶接できるぞ!」といって綺麗に溶接したそうです。その後、溶接した箇所が見事に外れてしまいました。
強度計算という概念がなかったのです。
で、息巻いていた人は溶接の奥深さを知ったとか。。。
日向社長いわく、強度計算を始め、あらゆる数学に精通していないと本当の意味で技術は習得できないそうです。(ちなみに日向社長は助っ人としてタワーマンションの鉄筋を溶接したり、都内某所の消防署の門戸の溶接も手がけたとか)
もちろんカスタムですから見栄えも大事ですが、見た目だけのカスタムは非常に危険。「くっついてる」ことと「必要充分な強度が確保できている」という事はまったく別次元の話です。
すべてのバイクショップが強度計算を理解した上で、カスタムを行っているわけではないのでご注意を。
実際、バイクメーカーでさえ、強度計算を見誤ることもあります
仮設バッテリーBOXレスキットの製作
このままだとバッテリーが固定できないので固定するためのパーツを製作します。
バッテリーの台座が完成。現在のバッテリーは少し大きめのMFバッテリーですがしっかりと収まりました。
ただ寸法どおりにするだけではなく、ひと工夫してバッテリーが割れるのを防ぐよう設計されています。
まだまだ作業は続きます。
これでバッテリーが固定できました。
キャブ→パワフィルター→バッテリーの順番に取り付けて無事、完了。
採寸と撮影しながらで1日作業でした。
インプレッション
キャブを取り外す事なくセッティングしたり、サス調整が可能になりました。
これがなによりの恩恵ですね。
その後、プロリンクのフルベアリング化を手がけて頂きましたが、いずれも問題なく稼働しています。
気になる人は問い合わせてみてください。
ワンオフパーツの製作を依頼したショップ
有限会社ガレージ湘南 代表 日向(ひゅうが)
神奈川県藤沢市鵠沼神明2-4-8
TEL:0466-54-7213
https://garage-shonan.wixsite.com/info
サンドブラスト
2年間使用したあと、汚れを落とすためにサンドブラストをかけました。






もし、ほしい人がいたら金額次第でお譲りします。
希望金額を記載の上、こちらのフォームからお問い合わせください。