市販車、Moto-GPマシン、全日本を走るバイクのブレーキを一挙公開。
完全にマニア向けの記事です。
紹介するのは2018年東京モーターサイクルショーで展示されていたバイクなので、正確にはカスタムとは言わないかもしれないですね。なにしろプロの仕事ですから。
まずトップを飾るのはこちら。
DUCATI MODELS 2017 Superbike 1299 Superleggera
スーパーレッジェーラです。
カーボンモノコックフレームを採用した
世界限定500台の究極のドゥカティドゥカティ・スーパーバイクを現在考えうる最高性能パーツで構成した、究極のスーパーバイク。モノコックフレーム、スイングアーム、リアサブフレーム、前後ホイール、フェアリングがすべてカーボンファイバー製となる他、燃料タンクはアルミ製を装備。フロントフォークはオーリンズ製43mmマルチアジャスタブルFL936倒立、リアショックはTTX36を採用する。
エンジンは215psを発生するスーパークアドロで、チタン製コンロッドやインテーク&エキゾーストバルブ、砂型鋳造クランクケース、シリンダーヘッドやカムシャフトなど専用パーツも多く採用されており、1299スーパーバイクというパッケージを使いつつも、スーパーレッジェーラはパニガーレとはまったく異なるスポーツバイクに仕上がっている。
残念なことは、世界限定500台で販売されたものの、すでに予定数に達している点だ。それだけに今後もプレミアムなモデルで在り続けるだろう。
出典:https://www.virginducati.com/models/models2017/models2017-superbike1299superleggera/
モトコルセ社のブースに展示してありましたので、ブレーキを始め、あちこち手が加えられているようでした。
ディスクローターがカーボンみたいで一番、気になったブレーキでした。
何の材質かわかりませんが、めずらしいですよね。
次は同じくモトコルセ仕様のBIMOTA DB5CR
ドカティの空冷エンジンをベースに、フレームビルダーであるイタリアのビモータが製作したバイクです。
DB5Rのイタリアンカラーがカッコ良くて、一時期ほしいなと思いました。
(残念ながら生産終了でしたが・・・)
モトコルセブースのラストを飾るはBimota DB8 oronero
カーボンとアルミを纏い、なんと車両本体価格は7,538,400円だそうです。
続いては、Ninja ZX-10RR
カワサキといえば2019年、激しい死闘とまさかの波乱をくぐり抜け、26年ぶりの鈴鹿8耐優勝。
カワサキ(二輪部門)は日本の4大メーカーの中でも最小規模といえるメーカーですから、本当にすばらしい結果だと思います。
おなじみヨシムラGSX-R1000とチーム加賀山のGSX-R1000
同じGSXでもホイール、ディスクローター、キャリパー、サスペンション何から何まで違いますね。
CBR100RR SP2
CBR1000RRW
イタリアのアプリリアRSV4RFです。
RSV4RFは試乗しましたが、とにかくコントロール性の高いブレーキでした。
RC213V‐S
・・・こうして見てみると、レース車両でも現在のディスクローターはステンレス製が主流ですね。昔は、鋳鉄ディスクが採用されているバイクもありましたが、タイヤなどが進化したせいか、ほとんど見かけなくなりました。
私の記憶が確かなら、90年代の、アプリリアの2ストRS(市販モデル)も鋳鉄ディスクが採用されていたような。
最後はMoto-GPマシン。
RC213V
ブレーキタッチがどんなものなのか、試してみたいものです。