乾ヤスタカ|コアなバイクブログ

MICHELIN PILOT ACTIV 3万km走行インプレッション

MICHELIN PILOT ACTIV

ミシュランのパイロットアクティブを履いて2年11ヶ月、33,000km以上走行したレビューです。

注:PILOT ACTIVシリーズは廃盤となり、後継モデルとして「ROAD CLASSIC」(ロードクラシック)シリーズが2021年3月5日よりリリースされています。(最下部で紹介してます)

cb125t

車種:HONDA CB125T(142cc軽二輪登録)
車両車重:約138kg
装着タイヤのサイズ:90/90-18 M/C 51H TL/TT フロント
空気圧:200〜210kPa
※リヤはブリヂストンBT-45を装着
目次

走行テスト条件

テスト期間
2016年10月〜2019年9月(※タイヤ交換なし)

用途
・ストリート
・峠
・ツーリング

シチュエーション
・春夏秋冬オールシーズン(外気温35℃以上〜3℃以下)
・高速道路
・ドライ、ウエットコンディション
・10kg積載しての走行

真冬の大雨はもちろん、雪解け道でも走行テストをおこないました。

PILOT ACTIVを選んだきっかけ

CB125Tは18インチという事もあって、タイヤの選択肢が限られてきます。

中古で購入した当初からフロントに履いていたTT900GPは、初期のグリップ感は優れていましたが、14,000kmほど走ると、タイヤからの情報が掴みにくくなり不安を感じるようになりました。

滑るといった事はないのですが、グリップ感が薄れてくるのが不満でした。

グリップ感とは私の中で「タイヤからライダーへの情報の伝わりやすさ」です

行きつけのバイクショップのオーナーに相談したところミシュランを勧められて、PILOT ACTIVに辿り着きました。価格もBT-45などと大差ないです。

リアタイヤは120/90 -18 65VがCB125Tに適合しますが、チェーン交換が必要になるため「あまりお勧めしない」というのが実際に装着した方からのレビューでした。

ファーストインプレッション

「路面に吸い付くように曲がっていく・・・寝かせるときも、立ち上がりもスパッと切り返せる」

それが私のパイロットアクティブに対する第一印象でした。

じつはこれ、どんなタイヤか全く知らないまま、パイロットアクティブを履いて、神奈川県 宮ヶ瀬・山梨県 道志みちを走行した時の感想です。

MICHELINの公式サイト(2020.12.27現在ページが削除されています)によれば

・さまざまなシチュエーションに対応するビンテージバイク用スポーツツーリングタイヤ

・前後のパターンデザインを最適化し排水性能、耐摩耗性能の向上を追求

・優れたグリップ性能

・あらゆる路面状況(ドライ・ウェット・寒冷時)において耐摩耗性能を落とすことなくグリップ力を高めるラバー・コンパウンドを採用

じつに簡単にしか広告されていないのですが、その真価はすばらしいものでした。

グリップ感はダンロップのTT900GPと同等以上。

ただ、パイロットアクティブのほうがTT900GPよりもハンドリングがシャープというか、もっと軽快でヒラヒラしたハンドリングという印象です。

パイロットアクティブと比較すると、TT900GPはもっと重たい感じ。TT900GPが安定感とすれば、パイロットアクティブは軽快さ重視といったところです。

ライダーによって好みが分かれるところでしょうね。

PILOT ACTIVの弱点

あえて弱点というか、デメリットを探してみました。

豪雨や冷え切った路面での走行。

装着してまだ2,000kmぐらいという事もあったのでしょうが、けっこうなペースで飛ばしたぐらいでは、これといってネガティブな点は見つからず。

その後も、いろんなシチュエーションを試したものの、走行距離10,000kmぐらいまで、大きな性能低下やネガティブな要素は感じられませんでした。

それが急激にグリップ感が低下するTT900GPと大きく異なる点ですね。

しかしパイロットアクティブも20,000kmを超えた状態で、真冬の大雨の中を3時間ほど走行していると、さすがにグリップ感が落ちてきて「無理はできないな」と思いました。

MICHELIN PILOT ACTIVE

ミシュランパイロットアクティブレビュー

20,000km時点のタイヤ。路面が乾いた状態だと、まだまだ大丈夫です。

22,000kmを超えるとさすがにグリップ力の低下は否めません。とくにブレーキング時に実感します。ただ、すごいのはドライコンディションで、カーブを曲がる時にグリップ感がしっかり残っていることです。

「滑りそう」「コケそう」といった怖さや不安がないんですね。

実際、きちんとグリップしてくれるので、高速コーナーでもスロットル全開(100km/h)で軽く曲がれてしまいます。記事を更新している時点で33,000kmを超えましたが、この安定性は変わらず。

もはや驚きしかありません。

寿命はどのくらい?

装着するバイクや、走り方、マシンの重量やライダーの体重にもよると思いますが、CBTと同じ車両重量140kgぐらいのバイクなら、少なくとも16,000kmは雨天を含めて、大きなグリップの低下を感じる事なく走行できると思います。

20,000kmあたりだと、ウエット路面ではペースダウンが必要になってきました。

ドライ路面は23,000kmあたりでブレーキング時の制動距離が長くなるのを実感しましたが、注意して飛ばさずに走行するなら、30,000kmでもとくに問題は無いです。

もちろん、ウエット路面ではいつも以上にペースダウンする必要があります。

法定速度で下道を走るのであれば、ドライでもウエットでも33,000kmは走行可能でした。

総評

「絶対的な安心感と安定感、高耐久性」

3.4万km以上走行して、これが私のパイロットアクティブに対する印象です。

安心感は冒頭でお伝えしたグリップ感、安定感は実際に走っている時のマシンの挙動です。冬場でも、激しい雨の中でもとくに気になる挙動は感じられませんでした。

つまり精神的にも、物理的にも安定したタイヤだという事です。

「タイヤが良ければマシンのネガティブな部分が消える」

WGP500ccクラス(現Moto-GP)日本人最高ランキング2位の岡田忠之さんの言葉です。

タイヤ一つでここまで変わるのかと、パイロットアクティブを履いて実感しました。

PILOT ACTIVがお勧めなライダー

・純正指定以外のタイヤを試したい!

・峠などのスポーツ走行、ツーリングがメイン

・雨の日や冬場も走行する

・ロングライフのタイヤがいい

という方にお勧めだと思います。

後継モデル ROAD CLASSIC

冒頭でお伝えしたとおり、パイロットアクティブが廃盤となり、後継モデルとしてROAD CLASSICが発売されました。

(2021年3月5日より)

ウェットグリップの更なる向上を実現

シリカ・レイン・テクノロジー (SRT)を採用したコンパウンドと26%のボイドレシオを可能とした新設計のトレッドデザインが、前モデルと比較して50%ウェットグリップ性能向上を実現しました

https://www.michelin.co.jp/motorbike/tyres/michelin-road-classic

直進時とコーナーリング時の安定性を向上し安心感を追求

ベルテッドバイアステクノロジーと2枚のクラウンプライで形成されたケーシング構造により、前モデルと比較してコーナリング時の安定性が50%、直進時の安定性が40%向上しています

https://www.michelin.co.jp/motorbike/tyres/michelin-road-classic

このように公式サイトの情報は少ないですが、まったく別物と言っても良いぐらい、性能が向上しているようです。

CB125T適合サイズ、詳細は下記の記事に掲載しています。

MICHELIN PILOT ACTIV

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアする
URLをコピーする
URLをコピーしました!
目次
閉じる