エンジンオーバーホール実績1080基以上を誇るプロフェッショナルにエンジンを実際に見ていただき、判定してもらいました。
この記事では、金属表面改質剤として有名なスーパーゾイルについて、フラッシング等のメンテナンスプロセスも含めた10年間の検証結果をまとめています。
「愛車のエンジンをできるだけ良好に保ちたい」
さまざまなテストと検証をおこなってきた筆者の経験談をシェアします。
前半:エンジンオイル添加剤の種類とえらび方
後半:2スト・4スト スーパーゾイル製品/マイクロロン/第三の添加剤
おおきく2つのパートに分けて書いていますので、知りたいところから読んでください。
エンジンオイル添加剤とは?
化学技術を用いて、金属(エンジン)の表面にある凹凸を滑らかにし、摩擦を低減して熱を抑え、エンジンを長持ちさせることを目的とした製品の総称です。
これは多くのトライボロジー(潤滑学)の書籍や論文に書かれている事ですが、
金属の表面を拡大すると凸凹になっていて、平ではないんですね。
言ってみれば、凸凹同士が摩擦しているわけです。その凸凹を滑らかにするのが、金属表面改質剤です。
ちなみに一見、ツルツルに見える窓ガラスの表面にも凹凸があります。カタツムリなどは、その凹凸を利用して、ガラスの上でも滑ることなく移動できます。
エンジンの一生における傷(摩耗)の75%は始動と暖機

わかりやすく解説します。
まず、エンジンが勢いよく回っている時、水上スキーで、水の上に浮かび上がっている状態です。
金属部品が、油膜の上に浮いて、サーフィンをしている状態ですね。金属同士が直接、触れていないので、何時間経っても、ほとんど傷がつきません(摩耗しない)。
ところが、水上スキーを引っぱっていたボートが停止すると、スキーは沈みます。
それと同じように、エンジンを止めると、せっかくの油膜が消えて、金属の部品同士が接触します。
ここからが重要です。
止まっている状態から、再びスピードに乗って浮き上がるまでの「最初の数秒間」、金属部品が接触したまま、無理やり引っぱられるので、ガリガリ擦れます。
これが、エンジンの始動時の摩耗です。
「メタルクランク(すべり軸受)は、油の膜で金属を浮かせて守る仕組み(流体潤滑)だから、その膜がまだできていない『始動から温まるまでの間』に一生分の摩耗のほとんど(約75%)を削っている」
というわけです。
※組み立て式クランク(ボールベアリングまたはニードルベアリング)は上記に含まれません。
「ハイブリッド車」や「アイドリングストップ車」は、エンジンの再始動回数が極端に多いため、この「始動時摩耗」のリスクは通常より増大しています。
バイク用オイル添加剤の種類
おおきく5つに分類できます。
1,固体潤滑剤(MoS2 二硫化モリブデン)系
例:Motorbike OIL Additive MoS2 SHOOTER(リキモリ)
2,フッ素樹脂(PTFE)系
例:Microlon(マイクロロン)
3,金属表面改質剤
例:SUPER ZOIL(スーパーゾイル)
特徴:金属表面をより強く強靭に再生する。シフトフィールの改善に定評があり、即効性が高い。
4,ナノ粒子
例:グラフェン系/ナノホウ酸塩系
ナノ粒子系は最新トレンドとして注目されています。
従来のオイル添加剤(MoDTC モリブデンジチオカーバメートや、ZnDTP ジアルキルジチオリン酸亜鉛などの有機金属化合物)は、金属表面と化学反応して保護膜(トライボフィルム)を形成します。
これに対し、ナノ粒子添加剤は物理的・構造的なアプローチで潤滑性を向上させます。
熱伝導率の向上:カーボン系ナノ粒子などはベースオイルよりも熱伝導率が高いため、局所的な摩擦熱を効率よく逃がし、オイルの酸化劣化を抑制します。
ベアリング効果(ローリング効果): 球状のナノ粒子が金属同士の間に挟まり、ミクロな「ボールベアリング」として機能することで、滑り摩擦を転がり摩擦へと変換し、摩擦抵抗を劇的に低減します。
表面修復効果(自己修復): エンジン内部の金属表面にある微細な凹凸(アスペリティ)にナノ粒子が入り込み、表面を平滑化します。これにより有効接触面積が増え、面圧が分散されます。
くわしくは、のちほど解説します。
5,塩素系(塩素化パラフィン)
かつては「最強」と言われていました。
塩素系添加剤は、金属同士が激しくこすれ合う際の熱(摩擦熱)に反応して、金属表面に 「塩化鉄の被膜」 を形成します。
低コストで高性能: 比較的安価ながら、他の添加剤(モリブデン等)では耐えられないような、超高荷重下でも油膜切れを起こさず潤滑する。
浸透性: 金属の目に見えない凹凸に深く入り込み、表面を滑らかにする力が非常に強い。
といった特徴がある反面、以下のデメリットがあるため、現在は「非塩素系」への置き換えが進んでいます。
- 金属腐食(サビ)の懸念: 塩素は水分と反応すると塩酸に変わる性質がある。エンジン内に湿気が溜まると、内部を腐食させるリスクがあるため、長期間放置する車両には不向き。
- ゴム・シール類への攻撃性: 配合濃度が高いと、パッキンやシールを硬化・劣化させてオイル漏れの原因になることがある。
- 環境への影響: 燃焼するとダイオキシンなどの有害物質を発生させる可能性があるため、廃油処理に注意が必要。
昔からあるバイク用 金属表面改質剤
スーパーゾイル、マイクロロン、ルブロイド(旧名称ミリテック)などがあります。
さきほど紹介したとおり、同じ金属表面改質剤でも、成分や技術、効果は各製品ごとに異なります。
- 2ストエンジン非対応の製品(ルブロイド)
- 1つの製品で2スト・4スト両方に対応した製品(マイクロロン)
- 2スト用と4スト用に分けている製品(スーパーゾイル)
また施工方法や、施工後の持続性も異なります。
「エンジンオイル添加剤」といっても様々あるわけです。
エンジンオイル添加剤は危険なのか?
エンジンオイル以上にむずかしい(わかりにくい)のが、エンジンオイル添加剤の世界。
エンジンオイル同様、成分や、配合割合が企業秘密ということもありますが、実際には「オイル添加剤」とひとくくりにできないほど、製品によってちがうそうです。
ただ、オイル添加剤「否定派」の人たちがいるのも事実。
「否定派の多くは、自分が試したオイル添加剤だけで、ほかの全てのオイル添加剤も同じだと思い込む。自分が選んだオイル添加剤が粗悪な製品だったとしても、気づかない」
by つくってる人
結果、「オイル添加剤は効果がない」と思い込んでしまうようです。(確証バイアス)
なかには「オイル添加剤を入れたら故障した。だからオイル添加剤はろくなもんじゃない」と考える人もいるようですが、実際には
「オイル添加剤を入れる前の時点で、故障する一歩手前だった」
というケースもめずらしくないとか。
圧倒的に多いのは、「使用方法」が不適切で、効果が感じられなかったり、本来の性能が発揮できないというケースだそうです。
・同じカテゴリの製品でもクオリティによって得られる効果は大きく異なる
・良い製品も使い方をまちがえると効果が激減する(または逆効果になる)
できるだけ高品質なものを選んで、正しく使う事が大事ということですね。

エンジンオイルと添加剤の相性(のちほど説明します)が原因で、オイルがゼリー状になっていたZX-10R。
オイルフィルターが目詰まりし、潤滑不良でエンジンが焼き付いたようです。
適切に使用すれば、こういう事にはならないのですが・・・。
ほかのよくある否定的な意見を検証してみましょう。
よくある反対意見
エンジンオイルにはもともと、添加剤が入っている。後からオイル添加剤を入れると、エンジンオイルのバランスが崩れるため良くない
添加剤を作っている人からすると、
「バランスうんぬんは常識。まともな製品であれば当然、バランスが崩れることを考慮した上で、フォーミュラを作っている」そうです。
製品によっては単一の成分しか入っていないオイル添加剤(安物に多い)もあるようですが、ちゃんとした製品は、複数の成分を組み合わせることで、補正機能を持たせています。
もともとエンジンオイルの製造過程で使用される添加剤には、コスト面の制約があります。
あとからオイル添加剤を使用することで、エンジンオイルの性能をUPさせる製品もある、という話です。
なかなか奥が深い世界ですよね。
よくある反対意見
オイル添加剤を入れると、エンジンオイル粘度が下がる。だからレスポンスが良くなるだけだ
「エンジンオイル添加剤を使ったら、エンジンのレスポンスが良くなった」という肯定派に対する反論ですね。
これは筆者もよく目にしたことがあります。
オイル添加剤をつくっている人いわく、「オイル量に対する添加量や、添加剤使用による油温の低下を考慮すると、オイル粘度はほぼ、変わらない」とのことです。
ちなみに、筆者はWPC処理や、モリブデンショットコーティングなど、エンジンパーツの表面処理をおこなって組んだエンジンも見ています。
表面処理されたエンジンの吹け上がりは、「まるで強力なオイル添加剤を使ったみたいに軽やかだ」と感じました。
1,表面処理
2,エンジンオイル添加剤(ちゃんとした製品を適切に使用した場合)
3,オイル粘度を少し変える(10W-40から10W-30にする)
ちがいの分かりやすさを比較すると、こんなイメージです。
よくある反対意見
塩素系の添加剤が入っているエンジンオイル添加剤はシールを傷める
よくある誤解の一つです。
実際には塩素系の添加剤もさまざまな種類があるため、「塩素系」でひとくくりにできません。
良質なエンジンオイル VS 安物エンジンオイルに添加剤
4ストの話。
たとえば、リッター3,500円のオイルを使う場合と、安いエンジンオイルにオイル添加剤を入れる場合、どちらがオイルとしての性能が上なのか?
答えは、良質なエンジンオイルだそうです。
なぜなら、安いエンジンオイルは劣化が早く、添加剤も一緒に劣化するから。
またエンジンオイル同様、高いからといって良い添加剤とは断言できないものの、材料に良質な(高額な)添加剤を使ったオイル添加剤は、相応の金額になります。
「安い製品はそれなり」(by つくっている人)
エンジンオイル添加剤 効果の持続性は?
公式サイトによると、4スト用スーパーゾイルの効力は
・新車から使用した場合約2万km
・走行距離の多い車両では1万~1万5千km
持続するとあります。
ただし、バイクはエンジンの使用回転域が自動車より高いので、上記より短くなるようです。
オイル交換の3~4回に一度10%を注入されるか、継続して使用される場合は、2回目以降は3%~5%程を注入してください。
https://www.superzoil.com/userContents/usersvoice/faq.html
2スト用スーパーゾイル
スーパーゾイル2サイクル用を現在ご使用の2サイクルオイルと1:1の割合で混合したものを分離給油タンクに注入して下さい。
https://www.superzoil.com/userContents/store/goods/superzoil-2cycle.html
2回目以降は5:1位まで薄めてご使用いただけます。
スーパーゾイル2サイクル用はオイル補充の2~3回に一度か、走行距離の3千~5千キロに一度の割合でご使用ください。
次にマイクロロン(1964年創業)。
フッ素樹脂系(いわゆるテフロン)金属表面改質剤の走りです。日本公式サイトによると、マイクロロン注入後、適切に処理された場合
・処理された部分をサンダー(研磨機)を使って除去する
・処理された金属を412℃まで加熱し、気化させて除去する
2つのうち、どちらかの方法をしないと、取り除けないようです。マイクロロン皮膜の効果は「少なくとも数万km持続する」とあります。
効果の持続性について
ゾイル、マイクロロンとも効果の持続性については、筆者は懐疑的です。
そこまで持続性があるなら、バイクや自動車メーカー、エンジンオイルメーカーが採用していると思うからです。
(現にWPC処理や、DLCコーティングなど表面処理技術はメーカーに採用されています)
それに効果が持続している(はずの)距離で添加剤を入れた場合と、オイル交換だけで、添加剤を入れなかった場合を複数回テストしたところ、添加剤を入れたほうが明らかな変化を感じる事が多かったです。
もし、効果が持続しているのであれば、追加で添加剤を入れても、まったく変化が感じられないはず。
マイクロロン アメリカでの評価
科学的なエビデンスを探したところ、公的機関の調査報告書を発見しました。
バージニア州 道路交通研究協議会、バージニア州道路交通局、バージニア大学が共同でおこなったマイクロロン(と某ガソリン添加剤)の研究結果です。
要点をまとめると
1,燃費は向上するが、対費用効果は時間をかけなければわからない。
2,メーカーが発表しているデータはマイクロロン使用直後のものであり、その効果がいつまで続くのか、持続性については不明。(メーカーが公表した有用なデータはない)
3,効果の持続性が明らかではないため、(現段階では)はっきりと効果があるとは認められない。
よって交通局など国家機関が(マイクロロンと某ガソリン添加剤を)導入することはできない。もっと時間をかけて検証する必要がある。
「メーカーから提出された資料は科学的、統計学的に有用ではなく、白黒はっきりさせるだけの研究結果が得られなかった」という話でした。
ただし、この研究報告書もツッコミどころはあります。
テストに使用した車両がわずか3台(ガソリン添加剤を含めて計6台)にすぎなかったこと。
調査したのが1982年とかなり古いデータで、その後どうなったのかは不明。
マイクロロン 日米の評価
アメリカのSNS「Reddit」によるレビューを参考に、日米で共通するものをまとめました。
ポジティブな意見:
- 「アイドリングが安定して、メカノイズが消えた」
- 「燃費がリッター2〜3km伸びた」
- 「古いバイクのコンプレッション(圧縮)が回復した」
ネガティブな意見:
- 「高い(1万円超)」
- 「施工中に走り続けるのが大変」
- 「クラッチが滑らないか不安(実際には専用品XAなら問題ないが、心理的障壁が高い)」
肯定的な意見もあれば、前出のような否定的な意見を持つ人もいる。国がちがっても、同じ人間の考える事ですから、当然かもしれません。
日本と世界のユーザー志向の違い
エンジンオイル添加剤の利用者をデータ分析すると、日本人は感覚、フィーリングを重視する傾向が多いです。
いっぽうヨーロッパ・アジア諸国では、燃費やメンテナンスコスト削減、公式テストのデータなど、数値を重視する傾向があります。
ノーベル化学賞を応用したエンジンオイル添加剤
<2026年1月3日追記>
ナノ粒子系のなかで、とくに注目されている「グラフェン系」について紹介します。
2004年、イギリス大学の2人の教授が「グラフェン」(炭素)を取り出すことに成功。2010年にノーベル物理学賞を受賞しました。(アンドレ・ガイム教授/コンスタンチン・ノボセロフ教授)
「究極の潤滑剤」としての可能性が世界中の材料科学者や、トライボロジー(摩擦学)研究者の間で注目され、オイル添加剤への応用研究が爆発的に増えました。
では、実際にグラフェンを見てみましょう。

構造が違えば、機能や用途、製造方法が異なります。
たとえば、グラファイトはえんぴつの芯に使用されています。人口的につくる場合、高温高圧で合成します。ほかには、潤滑剤や電極などに使用されています。
いっぽうグラフェンは製造方法がグラファイトと異なり、電子器機などで使用されています。
グラフェンは強度が鉄の200倍、熱を逃す力は世界トップクラスと言われています。
そして1枚のグラフェンをストローのように丸めたものがナノチューブ(グラフェン・ナノチューブ)です。
グラフェン系(シート状)の働き:スライディング効果
金属表面にトランプのカードをバラ撒いたような状態をイメージしてください。
カード同士が重なり合い、その上を金属が滑ることで摩擦を減らします。
得意なこと:金属表面の細かな凹凸(傷)を「埋めて平らにする」修復能力に優れています。また、表面積が広いため、熱を逃がす「放熱」にも有利です。
グラフェン・ナノチューブ系(筒状)の働き:ベアリング効果
エンジン内部で「ナノサイズのコロ(ローラー)」として機能するイメージです。
円筒形の形状が回転することで、摩擦を「滑り」から「転がり」に変えます。
得意なこと:極めて高い強度(鋼鉄の100倍以上)を持ち、高荷重がかかる部分でも潰れずに「ベアリング」として機能し続けます。また、オイルの粘度を安定させる効果も高いです。
最近では、2つを使ったハイブリッド製品が増えているようです。
その背景として、シート状のグラフェンだけだと、粒子同士が重なって大きな塊になりやすい(ダマになる)欠点があります。
そこに筒状のナノチューブを混ぜることで、ナノチューブ「スペーサー(隙間を作る柱)」となり、グラフェンが固まるのを防いで性能を最大限に引き出すことができるからです。
第4世代 添加剤
2026年現在のトレンドは、グラフェン単体ではなく、複数のナノ素材を混ぜることで相乗効果(シナジー)を生み出す手法です。
例:「グラフェン + カーボンナノチューブ(CNT) + 六角形窒化ホウ素(hBN)」
Novum Nano (ノバム・ナノ)
カーボンナノチューブと窒化ホウ素を特殊な超音波プロセスで分散。
バイクでのテストにおいて、トルクと馬力が平均7%向上したという研究データ(MDPI等)が発表され、世界中のテック系バイカーから注目されているようです。
G-Lay (ジーレイ)
韓国・英国発の技術。「還元型酸化グラフェン (rGO)」を使用。エンジンの摩耗箇所に電気的な力で吸着し、表面を再構築する「修復力」で評価が高い製品。
その他の製品名/ブランド(国)
G-Max / G-Tech
NAMITEC シンガポール
特徴:現在、アジア・欧米で急成長中。摩擦を最大13.9%低減。ナノチューブとグラフェンの分散技術に優れ、熱伝導率の高さが売り。
AR9100 / AR9200 V2
Archoil 米国
特徴:ナノホウ酸塩とナノ炭素のハイブリッド。特に高荷重下での潤滑維持において世界最高峰の評価。
Graphenoil Motorcycle
Graphenoil 米国
モーターサイクル専用設計。クラッチ滑りを防ぎつつ、グラフェンによる油温低下(マイナス10〜15℃)を実現。
Graphene-XT (Lube)
Graphene-XT イタリア
特徴: EUの「Graphene Flagship」プロジェクトから誕生。モトクロス競技での実戦データが豊富で、過酷な環境に強い。
日本国内で入手可能なナノテク添加剤
海外製品だと、米国Graphenoil(グラフェノイル)社の製品が販売されていました。
今のところ、日本国内では海外製品の取扱いは少ないようです。
容量:16オンス(473.176ml)
グラフェン潤滑改質剤 公式
史上初、そしてオリジナルとなる「グラフェン」エンジントリートメント!
グラフェン潤滑改質剤は、当社のグラフェンオイル添加剤パッケージをベースにした完全合成エンジントリートメントです。
グラファイトの新しく発見された元素であるグラフェンを活用したグラフェン潤滑改質剤は、高性能オイルトリートメントを次のレベルに引き上げます。「驚異の素材」と呼ばれるグラフェンは、グラファイトの単原子層です。
純粋な形態のグラフェンは、現在知られている中で最も軽く、最も薄く、最も強く、最も耐久性があり、最も不浸透性で、最も熱伝導性の高い素材です。
また、グラフェンはあらゆる素材の中で最も高い潤滑性、または最も低い摩擦係数を誇ります。
グラフェンの特殊な特性により、グラフェン潤滑改質剤はオイルを処理するだけでなく、分子構造を変化させて性能を向上させます。エンジンのメンテナンスと寿命の向上、騒音低減、耐候性、腐食抑制、極度の温度(コールドスタートを含む)での動作など、具体的な性能値が示されます。
お気に入りのオイルを推奨量の10%の量で使用したり、単独の多目的潤滑剤として使用したりします。
製品概要
素材: グラフェンはグラファイト(石墨)の単一原子層であり、「驚異の素材」と呼ばれています 。
特性: 知られている中で最も軽く、薄く、強く、耐久性があり、不浸透性で、最高の熱伝導性を持ちます 。
潤滑性: 「超潤滑性」として知られる、既知の材料の中で最も低い摩擦係数を備えています 。
効果: オイルを処理するだけでなく、分子構造を変化させて性能を向上させます 。
期待されるメリット
エンジンのメンテナンス性の向上と寿命の延長
ノイズ(騒音)の低減
耐候保護および腐食防止
極端な温度下(コールドスタート含む)での動作改善
用途と使用方法
対象:乗用車、ディーゼルおよびガスエンジン、産業機器、コンプレッサーなど、あらゆるメーカーの機器に使用可能です 。
使用法: メーカーの仕様およびオーナーズマニュアルに従って、現在のオイルシステムに添加してください。※入れすぎに注意してください 。
オートバイ用製品として開発されていますが、クラッチの滑りを回避するため、5%ぐらいからスタートして、最大10%以下で使用する、というのがメーカー推奨のようです。
米国のテストデータやユーザーレビューでは、以下の点が強調されています。
- パワーとレスポンスの向上:
摩擦が大幅に低減されることで、ピストンの動きがスムーズになります。その結果、ホイールに伝わる実質的な馬力(Horsepower)が増加し、スロットルレスポンスが鋭くなると報告されています。 - 優れた熱伝導性(オーバーヒート対策):
グラフェンは銀よりも高い熱伝導率を持ちます。これにより、エンジン内部の熱をオイルへ素早く逃がし、空冷エンジンや夏場の過酷な走行でもエンジン温度を安定させる効果があります。 - 高荷重・高回転への耐性:
モトクロスバイクのような、数時間おきにオイル交換が必要なほど過酷な環境でのテストでも、グラフェン配合オイルは安定した圧縮(コンプレッション)を維持し、エンジンノイズを低減させることが確認されています。 - 燃費の改善:
フリクションの低減により、米国環境保護局(EPA)基準に準じた議論でも、燃費向上や排出ガスのクリーン化に寄与するとされています。
ZEKURA BIKE μ-CUT X
小ロットの潤滑油会社 株式会社潤研の製品。「ZEKURA」は同社のブランド。
バイク用エンジンオイルも販売しています。
BIKE μ CUT Xは「特殊な摩擦調整剤なので湿式クラッチには影響せず、円滑なシフトチェンジが出来ます」と明記されています。
最大5%添加推奨。 4Lに対して1本添加するだけ。
1L等の容量が少ない車両にはエンジンオイル交換の度に少量づつ添加出来るのでお得!!
公式サイトより
nano Racing Powder
オートバイレース界では「知らない人はいない」というぐらい超有名な御方が代表を務める会社の製品。
添加剤はなんと粉末。使用オイル量に応じて、小分けで販売されています。良心的です。
nano Racing Powder®は、コーティング剤ではありません。
オイル分子の約1/17~1/20の大きさの粒子をオイルに添加し、オイル間の抵抗を最小限にし、
即効性を追求している製品です。
当然ながらこの製品はオイル交換毎に添加しないと効果はありません。
nano Powder拡散によるフリクションロスの減少、静粛性の向上、機密性の向上が得られます。
オイル交換毎に本剤を注入して下さい。
・製品名称:エンジンオイル添加剤
・用 途:オートバイ・自動車・その他ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンオイル添加剤
・内 容 量:下記一覧表参照
・原 材 料:特殊加工 ナノパウダー
公式サイトより
現時点では、あまり発見できませんでしたが、これからナノテクをコンセプトにした製品が増えていくかもしれません。
公道で使用する際の重要な注意点
ナノ粒子製品を選ぶ際の注意点をシェアします。
1,「湿式クラッチ対応」の有無:
自動車用の高性能なナノ粒子添加剤(例:一部のナノダイヤモンド系)をそのままバイクに入れると、クラッチ板の摩擦力まで奪ってしまい、加速時にクラッチが滑ることがあります。
「バイク専用」と書かれたものを選ぶのが鉄則です。
例:「湿式クラッチ対応」または「JASO MA規格適合」
2,洗浄作用によるフィルター詰まり:
ナノ粒子は洗浄力も高いため、古いバイクに使うと溜まっていたスラッジが一度に剥がれ、オイルフィルターを詰まらせることがあります。
公道車で初めて使用する場合は、次のオイル交換を早めに行うのが安全です。
※ナノ粒子製品に関わらず、洗浄作用の強いオイル添加剤や、エンジンオイルにも言えることです。
オイル添加剤とエンジンオイルの相性
一般にエステル系と、塩素系またはフッ素樹脂(テフロン)系は混ぜない方がいいそうです。
マイクロロンはフッ素樹脂系なので、使用する場合、エンジンオイルとの相性を確認したほうがいいかもしれません。
※筆者がテストしたかぎりでは異常は見られませんでした。
スーパーゾイル・フラッシングゾイル・マイクロロンいずれも非塩素系です。
ナノ粒子系とほかの相性
相性が悪いもの:テフロン(PTFE)系や塩素系の添加剤との併用。
すでに別の添加剤を入れている or 特定のコーティング成分が強いオイルを使用している場合
対策:ナノ粒子製品を使用する際は、一度フラッシング(洗浄)を行うか、添加剤を含まないプレーンなベースオイルに交換してから導入する。
理由:
・場所の奪い合い:金属表面に膜を作るテフロン等がすでに存在すると、ナノ粒子が表面に到達できず、効果が発揮されない。
・スラッジ化のリスク: 異なる性質の添加剤が混ざることで分散バランスが崩れ、ナノ粒子が凝集(固まる)してヘドロ状のスラッジになり、オイルラインを詰まらせる恐れがある。
分散剤(清浄分散剤)との競合
オイル自体に含まれる「汚れを落とす成分(分散剤)」との関係です。
相性が悪いもの:分散剤が極めて強力なロングライフオイルの一部。
理由:エンジンオイル内の分散剤は、不純物を「包み込んで浮遊させる」役割を持ちます。これがナノ粒子を「汚れ」と誤認して包み込んでしまうと、ナノ粒子が金属表面に付着してベアリング効果を発揮するのを邪魔してしまいます。
対策:高機能すぎる最新のロングライフオイルよりも、標準的な100%化学合成油や鉱物油の方が、ナノ粒子の効果をストレートに体感しやすい傾向があります。
エステル系オイル(高濃度の場合)
高性能オイルのベース剤として使われる「エステル」との関係です。
注意点:エステルは金属表面に電気的に吸着する性質(吸着膜)を持っています。
理由:エステルの吸着力がナノ粒子の吸着よりも強い場合、ナノ粒子が金属表面に定着しにくくなる「競合状態」が起こります。ただし、これは性能を打ち消し合うほどではなく、「効果が出にくい」というレベルに留まることが多いです。
推奨されるステップ:
1,現在入っているオイルを抜き、フィルターを交換する。
2,余計な添加剤が入っていない標準的な高品質オイル(JASO MA規格など)を選ぶ。
3,そこに指定量のナノ粒子添加剤を投入する。
この手順を踏むことで、成分同士のケンカや、クラッチトラブルを最小限に抑えることができます。
最強のオイル添加剤は?
結論から言うと、「なにを求めるか?」によると思います。
- 燃費向上
- トルク感、パワー感UP
- 客観的なデータ(例:第4世代 添加剤)
- エンジンオイルのライフが伸びる(メンテナンスコスト削減)
- 施工のやりやすさ
- 価格
なにを重視するかは人それぞれだからです。
まったく同じ物差し(基準)で評価するわけではありませんね。期待値も人それぞれです。
重視するポイント(なにを)、じぶんの期待値(どれくらい)によって、評価は変わります。ですから、期待値を下回ったり、製品とじぶんが求める要素がミスマッチしていれば当然、辛口な評価になります。
データと体感の落とし穴
客観的なデータ測定を公開している製品もありますが、
「データ上、効果がある」という事と、「実際に走行して、ライダーが効果を体感できる」かは別の話です。
「データ上は効果があるけど、走ってみたら違いが分からない」そういう可能性もあります。
また、エンジンオイルにかぎらず、サスペンションでも、キャブセッティングなどでも同じで、変化を感じにくい人も世の中にいます。
たとえば、
・タイヤの空気圧がほぼ、ゼロの状態
・エンジンオイルを交換しても違いが分からない
・リアサスが抜けていても気づかない
といったベテランライダーはめずらしくないです。
世界選手権や、全日本ライダーでも変化を感じない(セッティングを変えてもほとんどわからない)ライダーもいるので、「素人だから」とか「一般のライダーだからわからない」という話をしているのではありません。
事実として、バイク歴とか、ライディング技術に関係なく、わかる人・わからない人の両方が存在する、という話です。
ちなみにテストする際、「1つしか変えない」というのが基本です。
筆者がエンジンオイル添加剤をテストする場合、エンジンオイルはいつも同じオイル、同じ粘度を使うようにします。
もちろん、添加剤の使用方法も厳密に守ります。
あとは、どういう基準や根拠で「効果あり」と結論づけるか。
評価する人の知識や経験、解釈力が問われます。
添加剤を使用した直後で評価するのか、1,000km、10,000km走行した後で評価するのか・・・タイミングによっても、評価が分かれると思います。
以上を踏まえた上での、筆者の意見としては、
「エンジンに悪影響がないなら、試してもいいんじゃない?」
と思っています。オイル添加剤は、何十万円もするわけじゃないですからね。
いろんな角度から検討した結果、マイクロロンとスーパーゾイルを試してみました。
スーパーゾイルとマイクロロンのテスト結果
20年以上前から添加剤をテスト
じつは、20年以上前から複数回、ゾイルとマイクロロン両方の製品を使ったことがあります。
テスト歴
4スト
スーパーカブ70(マイクロロン メタルトリートメント リキッド エンジン用)
日産 マーチ(マイクロロン XA エンジン用)
CB125T(マイクロロン XA エンジン用/スーパーゾイル4スト用)
2スト
LEO120SE(スーパーゾイル2スト用)
ジャイロキャノピー(スーパーゾイル2スト用)
RZV500R(スーパーゾイル2スト用)
通算すると、6年どころか10年以上、テストしていることになります。
自分でも「よくやるなぁ」と思います。
念のために言っておくと、金属表面改質剤は、機械的な故障を回復させるものではありません。
摩擦低減効果などによる、焼きつき防止、焼き付いた場合のダメージ軽減といった効果はあったとしても、完全に壊れているものが直るわけではないのでご注意を。
4スト マイクロロン カブ70/日産マーチ
筆者が初めてマイクロロンを使ったのは、新車のカブ70でした。
ただ、はっきりとわかる効果を実感したのは中古の二代目マーチ(AT)を買った時です。エンジンの振動が減り、明らかにトルクがアップしておどろいた記憶があります。
自動車整備をしている友人も「信じられない」といった様子でした。
のちにハイエースで日本全国を縦断し、年間、数万キロを走る恩師にマイクロロンの存在を教えたところ、かなり以前から愛用していたらしく「よく知ってるね」と褒められてしまいました。
(まだインターネットがなかった時代)
カブに関しては、新車の時に使用したせいか、施工してしばらくは体感できませんでした。
足として、仕事用として使っていて、たまに5,6時間の長距離ツーリングでノンストップ走行。それも真夏。
エンジンをぶん回していても、体感レベルでパワーダウンは感じませんでした。
これが、カブのエンジンが丈夫だからかなのか、マイクロロンの恩恵かはわかりません。
メンテナンスらしいメンテはせず、オイル交換は3000kmごと。カストロの部分合成油を使ってました。
当時は暖機運転なんて概念がなかったので、始動直後だろうが、真冬だろうが、とにかくエンジンをカチ回していました。
そんなあつかい方で約2万kmほど乗りましたが、明らかなパワーダウンは最後まで感じる事はなかったです。
「新車とほとんど変わらない状態が、ずっと続いた」という印象でした。
4スト マイクロロン スーパーゾイル CB125T
CB125T 空冷4ストローク SOHC並列二気筒 124cc(142cc)
マイクロロンXA
中古車を購入時、メーター走行距離1.8万kmぐらいでマイクロロンXAを使用。
エンジンの清浄効果の恩恵か、使用後のエンジンオイル交換では、通常よりオイルが汚れていました。
スーパーゾイルと比較して、処理に手間がかかるぶん、効果も大きい・・・と思いたいところですが、劇的な差があるかというと、むずかしいところです。
予算に余裕のある人向けですね。
1,処理時間を大幅に短縮し、速効性があります。
注入後、約2時間走行程度で処理の90%以上が完了しますので、注入後の慣らし運転の時間が大幅に短縮され、速効性があります。2,防錆・防蝕効果の大幅増強
使用頻度の少なくなりがちなエンジンに最適です。
貴重なビンテージカー、ビンテージバイクやポルシェ、フェラーリ、AMG、ALPINA、スーパー7、レーサーレプリカ、BMW、ドゥカティなど特殊な利用方法になりがちな車にお勧めします。
3,マイクロロン被膜の耐熱性のさらなる強化
従来のマイクロロンに比してもより耐熱性が強められていますので、熱的な負荷の大きい高性能エンジンには特にお勧めします。
マイクロロンXA公式
スーパーゾイル
もっとも恩恵を感じたのは高速道路。
「あれ、こんなに回ってるの?!」
CB125T改で高速を走っている時(常時8,000〜10,000rpm)、静かすぎて、もっと低回転で走行しているものと勘違いしてしまいました。
クランクの振動が低減されたせいか、高速道路での走行が、ずいぶん楽になりました。
(筆者のCB125Tは軽二輪登録しています)
一応、スーパーゾイルが添加されたエンジンオイルもテストしましたが、筆者お気に入りのオイルにゾイルを添加したほうがフィーリングは良かったです。
ちなみにスーパーゾイル(オイル添加剤)は、エンジンオイル以外にもフロントフォークオイルに入れたり、フォークの躍動部分に塗布したり、チェーンオイルとして使ったり、様々な使用方法があります。
またスーパーゾイルをエンジンオイルに添加すると、オイル寿命が延びます。
試しに3,000km走行したオイルをチェックしてみましたが、ほとんど汚れていませんでした。
スーパーゾイルを使用した4ストエンジンを分解
CB125T用142ccボアアップキットを組んだエンジンで、新たにスーパーゾイルを使用。

これまで1,080基以上のエンジンオーバーホールを手がけたエンジンのプロいわく
「走行距離のわりに綺麗なシリンダー」
との評価をいただきました。
その後、ピストンリングの交換無しで46,000kmを超えました。はっきりと分かるレベルのオイル消費はもちろん、ピストンリング摩耗による白煙もありませんでした。
ちなみにピストン、ピストンリング、ピストンピン、ピストンクリップは中華製です。
2021年8月、さらにエンジンを分解して検証しました。
スーパーゾイル4スト用の使い方
4スト用スーパーゾイルは、エンジンオイル全容量に対して8〜10%以下使用します。
CB125Tはオイル交換時1400ml、オイル全容量 1600mlです。
従って1600mlの10%=160mlのゾイルをエンジンオイルに添加します。
1400ml−160ml=1240mlのエンジンオイルにゾイル160mlを混ぜ合わせる、という事になります。
計算方法は次の通り
1,オイル全容量×8〜10%=スーパーゾイル添加量(A)
2,交換時のオイル量−スーパーゾイル添加量(A)=交換時に入れるエンジンオイル量(B)
3,スーパーゾイル添加量(A)+交換時に入れるエンジンオイル量(B)=バイクメーカーが指定するオイル交換量
2スト スーパーゾイルの体験レポート
エンジンの状態にもよりますが、軽やかに回るようになり、振動が減ります。
スクーターでの使用は、効果がわかりづらかったです。
筆者の場合、2ストには焼き付き防止の保険的な意味合いで使用していました。
(2スト用のスーパーゾイルは、エンジンオイルに添加して使用します)
KAWASAKI LEO120SE
製造年:1998-2003

高回転までエンジンを回した際、クランクの振動がバックステップを通じて強烈に伝わってきます。
強力電気風呂で、足がしびれるぐらいの感覚。
2スト用スーパーゾイル使用後、エンジンを回した時に通常より振動が軽減されて、スムーズに回るようになりました。
なおかつ、トルク感が増して、スルスルっと加速するようになりました。(10回以上テストしました)

elf MOTO 2 OFF ROADとスーパーゾイル for 2サイクル用を使用。しっかりかき混ぜています。
あらかじめゾイルが添加された2スト用エンジンオイルもあります。
これも複数回、テストしました。
エンジンオイルのテスト結果は、価格の割にあまり恩恵が感じられませんでした。
総括すると、4ストオイル同様、個人的には最新設計の2ストオイルを添加剤なしで使用するか、たまにゾイルを自分で添加するぐらいがちょうどいいかな、という印象です。
スーパーゾイルのNGな使い方
SNSで「抱きついた(焼きつく手前)のエンジンには、スーパーゾイルを入れたら動くかもしれないよ」というアドバイス?をする投稿を見かけます。
冗談なのか、マジなのかわかりませんが、完全にアウトです。
そもそも、異常が発生したエンジンを始動するのは厳禁。無理やり動かせば、致命的なダメージを与えて、もっと酷くなる可能性大です。
繰り返しになりますが、物理的に壊れたものが添加剤で直るわけじゃないので、過剰な期待はしないことです。(本ブログの読者さんは、すでにご承知かと思いますが念のため)
2スト用ゾイルを使用したエンジンが焼き付いた
続報。
前出のLEO120SE(走行距離48,000km超え)のエンジンがついに焼き付きました。
外気温30度 晴れ
渋滞でもなく、特別な走行をしたわけでもなく、十分、エンジンが暖まった状態で8500〜9000rpmほどで巡行。
エンジンを横からハンマーで叩いたような衝撃の直後、エンジンがストール。
即座にクラッチを握って、路肩に回避したため、事なきを得ました。
原因は、エンジンを分解しないと、はっきりとわかりません。
15,580km LEOに乗り始めた当初から、断続的にゾイルを使用。
ゾイル使用→ゾイルなし→ゾイル使用→ゾイルなし
このサイクルを繰り返していました。
直近の使用オイルはエルフのオフロード用。ゾイルを使用する場合も同じ。
今回、焼きついたのは「ゾイルなし」で、エルフのオフロード用オイルのみを使用。そろそろゾイルを入れようかと思っていた矢先でした。
(ゾイルを購入した帰りに焼きつきました)
推測
ここからは、あくまで推測です。
前出の「効果の持続性について」でお伝えしたとおり、もし、スーパーゾイルの効果に持続性があるなら、
「スーパーゾイルを使用しても焼きついた」
という事になります。
ただし、原因がデトネーションの場合、潤滑不良ではありませんので、ゾイルで焼き付きを防げなくても無理ないです。
スーパーゾイルの効果がなかった、とは言えないわけです。
2スト焼き付きの前兆は?
エンジンのプロに聞きましたが、一般的にありません。突然、その時がやってきます。
強いていうならLEOの場合、ゾイルを使用していないにも関わらず、直近、とくに白煙が多くなっていた傾向はあります。
(ゾイル使用時に白煙が増えるのは、いつもどおりです)
それと、走っているぶんには体感レベルで調子が悪くなるとか、そういったことは一切、ありませんでした。(音も正常)
筆者が気づかなかっただけ?
いいえ。疑い深い人のために付け加えると先日、エンジンのプロがLEOに乗っているので、異変があればその時点で気がつきます。
スーパーゾイルで燃費は変わるか?
2スト・4ストともに燃費は気にしたことがないので、変化のほどはわからないです。
ほかの方々のレビューを見ていると、燃費が向上したという意見はありますけどね。
「調子が良くなった!」といって、ついアクセルを開けて走る(筆者みたいな)人の場合、あまり燃費向上による恩恵は少ないかもしれません。
いつもと同じように走る→摩擦低減効果・圧縮比向上により、いままでよりもスロットルを開けないで走行する→燃費が良くなる
このような場合、燃費が向上しても不思議ではないですね。
ベースオイルを改質する添加剤の種類
1,エンジンオイル成分の一部を添加する製品(いわゆるオイルトリートメント)
2,金属表面改質剤
上記のほかに、エンジンオイルのベースオイル性能をUPさせる添加剤もあります。
世界GP、スーパーバイク、全日本ロードレース選手権などで実績のあるニューテック社のNC-80です。
・2006年 FIM世界耐久ロードレース選手権シリーズ(EWC)鈴鹿8耐 優勝 TSRホンダ
・2011-2012年 FIM世界耐久ロードレース選手権シリーズ(EWC)鈴鹿8耐 優勝 TSRホンダ
・2017-2018年 FIM世界耐久ロードレース選手権シリーズ(EWC)シリーズチャンピオン TSRホンダ
https://inuiyasutaka.net/bikeblog/engineoil/
(オッシャースレーベン8時間耐久 優勝/ル・マン24時間耐久 優勝)
4サイクル用(二輪・四輪)
NC80は非常に高性能なエンジンオイルです。
従って、今までの添加剤は、ベースオイルにフリクションモデファイ極圧剤等を添加してベースオイルの性能を補うものでしたがNC80は、これを添加することで、ベースオイルを改質してしまうものです。
NC80はどんなエンジンオイルにも添加可能です。
番号:NC-80
NUTEC
100%化学合成(エステル系)
標準価格:14,960円/1L 7,480円/500ml
エンジンオイル添加剤
ほかのエンジンオイル添加剤と併用しないほうがいいのは、NC80も同じです。
添加量について
他社エンジンオイルの一般的な添加割合はエンジンオイル総量に対して5%~10%(上限)添加して下さい。
・通常は5%、性能が得られない場合は10%を上限に調整してください。
・NUTECオイルをご使用の場合5%を上限に添加してください。ディーゼルエンジン
通常添加量はエンジンオイル総量に対して5%(上限)で添加量調整して下さい。効果
NUTEC
エンジンノイズの低減
既存のエンジンオイル添加剤と比較して格段に高いノイズ低減効果があります。
(M.BENZ のカムチェ-ンノイズ,ディ-ゼルエンジンのメカニカルノイズ等)
出力向上、燃費向上、水温.油温の低減等、総合性能の向上が図れます。
オイル交換時に添加する場合
1,NC-80と新しいエンジンオイルをジョッキで混ぜてからエンジンに注いでください。
2,注入後、暖機運転をおこなってから走行してください。(およそ20分から30分)
約100km走行後から効果が現れ1000km走行頃より一段とフィ-リングが向上してきます。
NC-80はまだテストしたことはありませんが、ニューテックのエンジンオイルは、かなりお勧めです。
オイル添加剤のデメリット
「体感できる場合と、そうでない場合がある」
先ほども触れたように、全てのマシン、全ての人が使用して、かならず変化を体感できるとは限らないため、「効果がなかった」と感じる人もいるでしょう。
(繰り返しになりますが、体感できない=効果がない、とは限らないです)
ただ、スーパーゾイル/マイクロロンに関しては、適切に使用していればエンジンが壊れるとか、そういったリスクのある製品ではないので最悪、「何も変わらない」「違いが分からなかった」ぐらいの話です。
(使用方法を守らず、デタラメな使い方をしてしまうと、トラブルを招く可能性はあります)
使用においては、ご自身の走行距離や、予算など、トータルで選べばいいと思います。



※いずれもキャブセッティングは同じ
・2スト用スーパーゾイルを使用すると、若干、燃えにくい(かぶりやすい)印象
ゾイル使用時の「トルク感が増す」というメリットの裏返しですね。
ただ、エンストするほどではありません。
気温、湿度、使用するオイルによっても変わると思います。あくまで傾向です。
これだけは注意した方が良い事
・用法、用量を厳守する。
・ほかのオイル添加剤と混ぜて使用しない。また、添加剤使用後は、ほかの製品を使用しない。(化学的に変質の恐れあり)
・オイル添加剤使用中は、ガソリン添加剤などを使用しない。(効果を打ち消し合ったり、悪影響の恐れあり)
Q.クラッチが滑ることはありますか?
バイク、自動車で規定量を正しく使用している前提で言うと、今のところ経験した事はないです。
もともとクラッチ版が減っている車両に使用するとか、そういった場合でなければ、明確に体感できるほど滑らないのかも知れません。
ナノ粒子製品についてはテストしていないので何とも言えません。
エンジンオイル添加剤はこんな方にお勧め
・通常よりバイクを長持ちさせたい
・オイルフィルターが無いバイク
・ギアの入りが悪いバイク(機械的なトラブルが原因の場合を除く)
・オイル寿命を長くしたい
・燃費を向上させたい
・中古車や、過走行車
・良いコンディションを持続させたい
トータルでの使いやすさから、筆者の使用頻度が多いのはスーパーゾイルです。
マイクロロンは2スト・4スト兼用です
私はこうした廃油パックを使用しています。
ダンボールや新聞紙がある場合、それらを活用してもいいと思います。とにかく、自宅の排水溝や、外の側溝などにオイルを捨てるのだけは止めましょう。













