旧車バイク 研究 & 実践ブログ|Inui Yasutaka公式

海外メーカーのバイク購入でよくあるトラブル

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外車バイクが壊れやすい理由

外車(旧車をふくむ)でありがちなトラブルと、失敗しないショップの選びかたを解説します。

外車オーナーのなかには「故障なんてないよ」と言う人もいます。

しかし、それはあくまで本人が所有しているバイクや、本人の周囲だけの話。何十年もの間、長きにわたって、膨大な数のバイクを見たり、修理したわけじゃないですね。

今回お伝えするのは、30年以上にわたって日本車・外車を修理し続けている方にうかがった話です。

目次

外車と国内メーカーのちがい

1,思想

「日本人は几帳面」というイメージって、ありますね。

実際は人によってちがいますが、トータルで見た場合、比較的、日本人は国民性として「几帳面」と言えるようです。

こうした国民性は、バイクを設計したり、バイクのパーツを設計するときにも影響してきます。

「これぐらいなら大丈夫」

そういう基準が比較的、日本は厳しめというか、しっかりしているそうです。

たとえば、日本だとエンジンを開けると、必ずといっていいほどガスケットを新品に交換します。ところが、イタリアとかはけっこう使い回すそうです。

「律儀に毎回、交換するのは日本人ぐらい」という話もあるぐらい。

それぐらい物づくりに対する考え方って、ちがうんですね。

自動車でもそうでしょう?

走りはともかく、内装の使い勝手とかに関しては、日本車が優れているといいます。事実、メルセデスベンツや、フォルクスワーゲンに乗っている方が「日本車のほうがいいよ」と仰っていました。

つまり思想や、国民性のちがいが、設計・製造に反映されてくるということです。

日本の場合 故障=悪

海外の場合 故障=修理すればいいじゃん

あくまで例えですが、そんなイメージです。

メーカー名は伏せますが、ヨーロッパのオフロード系メーカーは、エンジンの設計に余裕がなかったりします。

つまり、定められたメンテナンスサイクル(部品交換含む)を律儀に守らないと、すぐ壊れる。ギリギリに設定されていて、ちょっとズレたら、調子が悪くなる。

日本車にない魅力を持つ外車ですが、メリットの裏返しで、デメリットもあるわけです。

2,故障しやすいポイント

なんと言っても電装系です。

(オイル漏れ、水漏れは国産 海外生産車でもよくあるのでカウントしません 笑)

電装系に使われる部品は、日本車は日本のメーカー、外車は海外メーカーの部品を使用します。日本は高温多湿という特殊な環境のせいか、外車ではメーターなどの電気系トラブルが多いと聞きます。

もちろんメーカーや、年代によって差はあるでしょうが、「エンジンが壊れた」というより、電気系トラブルの話を聞くことが圧倒的に多いです。

筆者も過去、何回か外車の購入を考えたことがあるのでバイクショップの方に聞いたところ、そのような回答がありました。

これは設計上のものなので、仕方ないと考えるしかないでしょう。販売店も、部品交換するぐらいしか、対処のしようがないと思います。

(それでも直らず、手放すケースもあります)

青空駐車じゃなく、室内保管するとか、工夫が必要でしょうね。それでも壊れる時は壊れるようですが。

販売台数が多いバイクで、故障事例が多いと、情報が本社に上がって、対処方法がわかったり、改善されるという事もあるでしょうが、販売台数が少ない場合、そこまでいきません。

「バイクを売ってるのに、なぜ直せないんだ!」

たまに怒り出す人がいるようですが、販売代理店がバイクを設計してるわけじゃないですからね。

修理のノウハウや、部品があれば直せるでしょうが、情報がなくて、わからないものは直せなくて当然です。「バイク屋はなんでも直せる」「何でも修理しないといけない」これは考えちがいと言うものです。

わからないものはわからないし、何でも修理できるわけじゃありません。

とくに機械なんて、さっきまで動いていたものが故障するなんて、ザラにあることです。

「この前まで動いてた」

と主張する人(バイクショップ側が壊したみたいな言い方をする人)もいるようですが、その理論でいうと、人間だって同じですね。

人間も、元気だった人が突然死したり、急に病気になることだってあります。

「さっきまで生きてたのに、なぜ死ぬんだ!」

理由はわからなくても、事実は事実として受け止めるしかありません。

ちなみに知人が言ってましたが、パソコンのハードディスクが壊れる時は、こわれる数秒前に音がするそうです。「あ、変な音がしてる」と思ったら突然、電源が落ちる。

それでジ・エンドだそうです。

外車も国産車も、新車も旧車も同じ。

「ある日、突然こわれるのが機械」そういうものだと理解しておいた方がいいでしょう。

販売台数1万台のバイクと、100台のバイク。

故障やトラブルなど、情報量が圧倒的に違います。個人的には希少性のあるバイク、他人とかぶらないバイクが筆者は好きですが、こうした点がネックだと感じています。

3,パーツのストック

日本車の場合、注文後、早ければ翌日に部品が届きます。在庫さえあれば、旧車でも同じです。

めちゃくちゃ優秀だと思います。

外車の場合、日本の総販売代理店がストックしていなければ、本国のメーカーから取り寄せになります。

部品の供給については、メーカーによって差がありますので直接、販売店などに聞いてみたほうがいいでしょう。筆者の知るかぎり、長いもので6ヶ月以上かかったケースもあるそうです。

4,保証内容

「購入から何年保証します」というやつですね。

大事なのは、保証のある・なしではなく、保証内容です。具体的に、どういった内容を保証してくれるのか? 保証の範囲や、条件について事前に確認しておきましょう。

よく勘違いしている人がいますが、無条件で保証が受けられるわけではありませんからね。

5,断られるケースがある

バイクを購入したあと、なんらかの理由で購入したショップとの付き合いをやめたとします。

で、修理してくれるショップを、ほかで探さないといけなくなりました。

ドカティやハーレー、KTMなど、比較的メジャーなメーカーだと、修理してくれるショップが見つかりやすいですが、マイナーなメーカーだと、修理してくれるショップが見つかりにくいです。

そりゃあそうですよね、扱ったことのないバイクだし、部品の注文先だってわからないわけですから。

バイクショップ側からすれば、下手に触ってクレームになったり、Googleの口コミに悪評判を書き込まれるリスクをおかしてまで、修理しようとは思わないです。

(昨今では、日本車の旧車や、キャブ車もこのパターンが増えてきました)

スクーターとか、原付でもこういうケースが多いです。

台湾製とか、すごく安いスクーターを通販とかで購入して、いざ壊れたら、修理してくれる店がない。

同じヤマハ車でも、輸入車だと断られたり、マイナーな海外メーカーだと、日本法人や総販売代理店が撤退する場合があります。

また運良く、修理してくれそうなショップが見つかっても、そういう腕利きの店は、めちゃくちゃ混んでいたりします。

あなただけではなく、ほかの人だって同じことを考えますから、お客が殺到するわけです。

当然、お店側としては既存客が優先になりますし、すでに順番を待ってる新規のお客さんもいるでしょう。

数ヶ月待ちとか、数年待ちなんてザラです。

・修理してくれそうなショップを見つける

・実際に修理に着手してもらうまでの期間

・部品の手配〜作業時間

かなりの時間がかかると、覚悟しておいた方がいいでしょう。

つまり、購入したあとの先の先まで考えておいた方がいい、という話です。

また、バイクショップ自体がなくなる事もあります。

売るけど修理しない店

輸入車のスクーター(日本メーカー)を販売しているショップで、買った人がお店に修理で持っていったら「外車だからウチでは修理できない」と断られた、という話があります。

信じがたい話かもしれませんが事実です。

お客の立場からすると、「修理できないものを人に売るのか」という気持ちになりますよね。

けっこう知名度ある店なのですが、そういうバイク販売店はあります。

名前は伏せますけどね 笑

修理はやらない(できないのか、やりたくないのか)けど、バイクは売るというスタイルのショップです。

違法改造じゃなくても、マフラー交換しただけでお断り、というショップもあります。

店側にも事情があるのでしょうが、ちょっとユーザーのことを考えてなさすぎです。

99%はミスコミュニケーション!

外車に限らないですが、筆者の知るかぎり、店とお客とのトラブルの9割以上は、ミスコミュニケーションが原因だと感じています。

お互いの認識のズレですね。

たとえば、多くの場合、私たち「お客側」に足りないのは知識です。

外車を購入したいのであれば、「外車とはどういうものなのか?」「国産車と、どうちがうのか?」自分で調べたり、人に教わって、最低限の知識をつけることが大事です。

(旧車、中古車を買うときも同じ)

それを怠って、自分の思い込みのイメージだけで外車を購入して、「思っていたのとちがう」店側にクレームをつけるのは、さきほどお伝えしたようにクレイジーです。

店側からすれば「知らんがな」って話。

もちろん、お店に聞いたけど教えてくれなかったとか、あからさまに虚偽の説明があった場合は別ですよ。

「あの時、言ってくれなかった」「教えてくれなかった」というケースの大半は、そもそも自分(お客側)から聞いてなかったり、理解できるまで繰り返し質問していないことが原因だったりします。

「必要な情報は自分から取りにいく。与えてもらうものではない」

筆者が外資系の大企業に勤めていたとき、上司のMさんに言われた言葉です。

(すごく仕事のできる方で、退職してバイクショップを経営されています)

私たちは学校教育の延長で、「教えてもらうのが当たり前」みたいな意識を持ってしまいがちです。でも、そういう考え方が許されるのは学生時代まで。

社会人になったら通用しない。

自分がほしい情報、必要な情報は、与えてもらうんじゃなくて、自分から率先して取りにいく(調べる、教わる)という姿勢が大事。

バイクに話を戻すと、バイクショップが1人1人のお客さんに対して、ゼロから「バイクとは、機械とは」「外車とは」って、現実的に説明している時間がないんですね。

もちろん、お客がだまっていても、最低限のことは教えてくれるかもしれないけど、それはお店側の厚意であって、義務じゃないんですよ。

わからないことや、不明なことがあれば、質問する。

自分の疑問を解消するようにするのは、お客側(じぶん)の責任です。

少なくとも筆者は日頃からそうしていますし、クライアントに対しても同じようにアドバイスしています。

わからないことは理解できるまで何度でも聞く

今回はバイクがテーマでしたが、ここでお伝えしたことは、あらゆる業界、職場、業種にも当てはまります。

バイク業界だけの問題じゃなくて、どの業界でもおなじような問題は起きてるし、その原因のほとんどがミスコミュニケーションによるものです。

相手(たとえばショップ)側のコミュニケーション能力不足という場合もあるかもしれませんが、自分が上手にコミュニケーションをとるスキルを身につけると、多少のことはカバーできるようになります。

そもそも、技術職の方、専門職の人は口べたで、コミュニケーションを苦手とする人が多いですからね。

そこに目くじらを立てても仕方ないと、筆者は思うようにしてます。

相手を変えようとしたり、変わることを期待するより、自分が変わったほうが早いと思います。

清濁併せ呑むことができるか?

外車に限らず、旧車(中古車)もそうですが、良い面・悪い面、メリットとデメリットがあります。

人間だってそうでしょう。好きなところ、嫌いなところ両方あります。

それでも付き合い続けるかどうか?

今回紹介したのはそのなかで、とくに筆者が重要視している部分、無用な失敗を避けるためのポイントです。

デメリットを踏まえた上で、外車・旧車を選ぶならそれでいいと思います。

ただ、あとで後悔したり、「買わなきゃよかった」「バイクを降りよう」になるのは残念なので、おさえるべき所はおさえておきましょう、という話です。

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