サービスマニュアルを参考に、オイル交換サイクルを掲載しています。
※需要があれば追加するかもです
車種ごとのオイル粘度は以下の記事に掲載しています。
ホンダ
3,000kmごと
CB750(RC42)/CB250RS/CB250RS-Z/CT250S/CB125T(JC06)
GB250クラブマン/GB400(GB500)
6,000kmごと
CBX400F、CBR400F/CBR400Fエンデュランス、CBR400RR(NC23)
CB1100/CB-1/ホーネット250(CB250F MC31)/ジェイド
VT250F(インテグラ)/VTZ250/VTR250(キャブ・インジェクション)
10,000kmごと
CB1300 SUPER FOUR(ボルドール)
スズキ
6,000kmごと
グース350(GOOSE 350)/GSX400Sカタナ
ヤマハ
3,000kmごと
XJ750E
※サービスマニュアル以外にも、説明書にオイル交換時期が書いてあると思います。メーカーによっては説明書が無料で見られるので、気になる人は調べてみてください。
オイル交換時期の実際
マニュアルに書かれていない話をします。
メーカーが「○○○○km走行ごとに交換」という書き方をしてるのは、そのほうが分かりやすいからです。
ライダーによって乗る頻度や距離、走り方、環境が違いますから、エンジンオイルが劣化するスピードや、劣化具合も異なります。
ですので、エンジンオイルの状態を見て、交換すべきかどうか判断するのが実際のところ。
ただ、この方法だと、広く一般の人には不向きですね。
人によって、かなり判断にバラツキが出てくるからです。
だから老若男女、世界各国で、誰にでもわかりやすい指標として、「○○○○km走行ごとに交換」といった、数字で計測可能な交換時期を設けているのです。
この時、皆が皆、決められたタイミングでオイル交換するとは限りませんし、通常、想定したよりも劣悪な使用環境でオイル(エンジン)が酷使されていることも十分、考えられます。
(信じられないかもしれませんが、オイルを交換することを知らないで乗ってるライダー、ドライバーもいます)
だから若干、余裕を持った交換時期(距離)が設定されているそうです。
逆にいうと、想定外の使用では、通常よりオイルの劣化スピードが早くなる事もゼロではありません。
例:毎日、暖機運転で60分間アイドリングしっぱなし、サーキットで全開走行、粗悪なオイルを使う
できれば目視したり、匂いをかいだり、触ったりしつつ、走行距離と合わせて判断するのがいいでしょうね。
それが面倒だという人は走行距離を目安にして、オイル交換すればいいと思います。
ほかの記事にも書いていますが、とにかくエンジンオイルの交換だけは怠らないようにしてください。オーバーホールに持ち込まれるエンジンの大半が、定期的にオイル交換されていなかった形跡があります。
あまり距離を走らない方でも最低、年に2回はオイル交換することをお勧めします。
結露などでエンジンオイルに水分が含まれて、オイルが乳化するからです。
白くなっているのはエンジンオイル。
バイクを保管している環境にもよりますが、しばらく乗らなかったり、短い距離しか走らないと、オイルの中に水分がたまって乳化します。
例:エンジンが完全に暖まる前(適正油温になる前)にエンジンを止める、という走行を繰り返す
ちなみにこれ、冬に撮影した写真です。
夏場は比較的、多くの人がエンジンオイルに意識が向きがちですが、じつは冬場のほうが(気にする人が少ないため)注意したほうがいいです。