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エアバルブ交換とホイルベアリング交換時期

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ホイルベアリング エアバルブ交換時期 CB125T

CB125T 2001年最終型の足回りをメンテしました。

目次

エアバルブの交換

アプリリアの試乗会では途中、空気が抜けていくという大変な目にあいました。

簡単にねじ切れるぐらい、ゴムが劣化していました。新品に取り替えます。

CB125T エアバルブ
エアバルブ CB125T
新品

以前、中古ホイルに交換した際、付いていたエアバルブをそのまま使ったため、エア漏れが発生したようです。

もともとゴムは空気を通すので、空気が抜けること自体は普通です。ただ、タイヤが古くなったりエアバルブが劣化すると空気の減りが早くなります。

エアバルブを手で左右に動かして、

「シューッ」

音が鳴るようなら寿命です。

今回、リヤタイヤは交換したばかりなのでエアバルブが原因と判断。とくに高価な部品ではないので、タイヤ交換時に一緒に変えておいた方がいいですね。

エアバルブを交換する場合、ホイルからタイヤを外すので、タイヤ交換と同じ工賃がかかってしまいます。

エアバルブえらびの注意点

エアバルブにつけるキャップがありますよね。

純正はプラスチックみたいなチープなものなので、交換している方が多いです。

私もその一人でした。

あるとき、ガソリンスタンドでタイヤに空気を入れようと思ったら、バルブキャップが外れない!!

じつは、エアバルブにつけるバルブキャップって、アルミ材質の製品は固着します。そうとは知らず、使っていたため、タイヤにエアを入れる事ができなくなりました。

(とくに海の近くに住んでいたため、環境としては最悪)

ガレージ湘南の日向社長に相談したところ、

「外れないから、ねじ切ってエアバルブごと交換するしかない」

とのことでした。

(とてもレンチやプライヤー、潤滑油では対処できない固さ)

タイヤ交換したばかりでしたが、またタイヤを取り外してエアバルブごと交換する羽目に。

ほんの2,3ヶ月、バルブキャップを開けなかっただけで、まさかこのような展開になろうとは・・・。見た目はあれですが、バルブキャップは純正のプラスチック製がお勧めです。

どうしてもアルミ製バルブキャップを使用する場合、こまめに緩めるなどして、ネジ部分が固着しないようにする必要があります。
またタイヤが高速回転する際、重いキャップだと遠心力により、エアバルブの寿命を縮めます。

余談になりますが、1ヶ月に一回はタイヤ空気圧の点検をおこないましょう。

修理に持ち込まれるバイクを100台以上見ていますが、9割以上が空気圧不足です。

ホイールベアリングの交換時期

せっかくタイヤを取り外したついでに、ホイルベアリングを交換してもらうことに。

ホイールベアリング交換

左が新品。右が使用品です。

外車や、年式の古い日本車は、写真のようにシールが二重構造ではありません。

(写真のベアリングは表裏にオレンジ色のシールが入っていますが、片側しかシールの入っていないベアリングもあります)

そのため、水や湿気が入りやすくなり、ベアリングに錆が発生しやすくなります。

外車や80年代のバイクは、とくに注意したほうが良さそうです。

今回のホイルベアリング交換では、手で回した限り、交換前とおおきな差は感じられませんでした。

ホイルベアリングの交換時期は、バイクをスタンドをかけた状態でホイル(タイヤ)を手で掴んで、左右に揺さぶってみて、ガタガタしたり音がする場合。

逆にいうと

「とくに異音がなく、ガタガタしない。バイクを押し引きしてもスムーズに動く」

このような場合、ホイルベアリングを交換してもあまり変化を感じにくいかもしれません。

私自身、これまで前後ともホイルベアリングを何度か交換しましたが、ホイルベアリングだけを交換して、とくに大きな変化は感じたことはまだありません。

(不具合が起きる前に前もって交換しているという事もあります)

ただ、CB125T最終型でも製造から20年以上が経過したバイクや、それなりに走行距離のある中古車を買った時などは、一度ホイルベアリングを交換しておきたいところです。

ホイルベアリング CB125T
CB125T用のベアリングはCBX125Fと共用サイズ

純正はNTN製ですが、日本製ならメーカーにこだわる必要はないと思います。

ただ、価格の安い海外製のベアリングは精度や、耐久性に難がある、という話をよく耳にするため、こうした重要部品は国産にしておいたほうが無難です。

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